女子学生だけのフリーペーパー!?
-フリーペーパーにも様々ありますが、
『女子学生の、女子学生による、女子学生のためのフリーペーパー』なるものがあるのだとか??
しかも、学生フリーペーパーの草分け的存在で、配布数は3万部。
企業の助けを借りずに学生だけでやっているのだそうです。
すごいですね~。
どうやっているんでしょうか??
というわけで、本日は、女子学生の学生団体「輝女(キラジョ)」の代表・堀さんと、
編集部・記者室長の芳賀さんにお話をお聞きする機会をいただきました。
「輝女」は、様々な活動をされていますが、
今回は学生フリーペーパーを中心に、お二人にお話を伺っていきます。
では、よろしくお願いします。
堀・芳賀よろしくお願いします。
輝く女性になるサークル??
―まず、「輝女」について教えていただけますか。
堀「輝女」は、自分を外面からも内面からも磨いて輝かせようという目的の女子学生サークルです。
インターカレッジのサークルなので、メンバーは都内のいろんな大学から集まっています。
―どんな活動内容なのですか?
堀基本的には、女の子の興味がありそうなメイクアップとか、
ウォーキング、カラーコーディネートなどの講座を開催するのが通常の活動です。
メイクアップアーティストや、料理やストレッチ・・色々な講座がありますが、
プロの先生に本物の技や知識を教えてもらいます。
普通だったらごく限られた読者モデルしか体験できないようなことを、
普通の女子大生が体験できるというのが「輝女」の良いところです。
普通の女子大性に、輝く女性になる”場”を提供すること。これが「輝女」の目的なんです。
―なるほど~。知っていると知らないでは、学生時代が大違いですね。
お聞きしたところ、外面的な”美”に関する活動が中心なんですか?
堀最初は外面からで良いと思うんです。
特に女の子って外面が輝くことで内面が輝くんです。
「今日はちょっとメイクがうまく行った」っていうだけで、行動的になれたりするものなんです。
ほんのちょっとメイクの仕方を知ることで1日が変わるし、大きなことを言えば人生が変わるんですよ。
芳賀女の子は、他人のためじゃなくて、自分のためにメイクをしています。
他人にどう見られるかっていうより、自分で「イケてる」って思えることが重要なんです。
―そんなんですね。女の子にとって外面って重要なんですね。
では、フリーペーパーの発行は、活動の中でどういった位置づけですか?
堀フリーペーパーは「輝女」のPRのために発行しています。「学生でもこんなにできるんだ」って、
たくさんの女の子たちに知ってもらいたいという気持ちから、フリーペーパーを発行しています。
輝く女性をたくさん作りたいって思っていても、知ってもらわないとどうしようもありませんからね。

堀さん
女の子が立ち上がったそのワケは?!
―なるほど。
では、「輝女」の立ち上げのきっかけを教えてくれませんか?
堀私は二代目の代表なのですが、初代の代表がまずフリーペーパーを発行し始めました。
それは、「輝女」ではなくて、「よりみち」というフリーペーパーです。
大学の近所のお店の割引クーポンを掲載するという、最初はそういうところからスタートしました。
―そこから「輝女」には、どう進化したのですか?
堀いろんな大学の広告研究会がフリーペーパーをやり始めたんです。
そうすると、差別化しないといけない。
いろいろと話をしていたとき、やっぱり私たちがやりたいのって、
”女の子が輝くようなことだよね”ってことで、それでコンセプトが決まりました。
それで、フリーペーパーを発行するだけじゃなくて、メイク講座をしたり、
とにかく自分たちがやりたいことをやる!そんなサークルになっていったんです。
―そのあたりから、皆さんの想いが随分と入っていったわけですね。
堀はい。
「輝女」はこんなふうに、自分たちで安いメイク講座が体験できたらラッキー、ぐらいの気持ちで始めました。
私は今から思うと”シンジラレナイぐらいのイモ”で、短髪で・・・。
すれ違った人から「男かと思った」って言われるぐらいだったんです。
それが、「輝女」の活動を始めて、随分と自信が持てるようになりました。
「輝女」をやっていて良かったと思います。
「輝女」って、ホームページでは綺麗な格好をした女の子ばかりが写真に載っていますが、
本来は”普通の女の子でも輝ける”っていうことなんです。
敷居が高いと感じる女の子もいるみたいなんですけど、そんなことないので、安心して参加してください。
―そうなんですね。
ちなみに、初代代表の方は、今何をされているんですか?
堀世の中に新しい価値を創造する・・そんな仕事をしています。
とても大きな会社ですが、若者の成長意欲を大切にしてくれる企業に就職しました。
―へえ、やっぱり学生時代に活躍している人は、社会人になっても活躍して行きそうですね。
芳賀さんはどのように「輝女」と出会ったんですか?
芳賀私、本当にダメ学生だったんですよ。
福島から希望を抱いて東京に出てきたんですけど、いろんな情報に流されるだけで、
どうでもいい学生になってたんですね。
せっかく東京で学生をしているのに、何か物足りなさを感じてたんです。
早稲田際に行った時に、「輝女」のPR活動をしていた堀さんとたまたま出会いました。
でも、その時はそれだけでした。
それからは、「輝女」のメールマガジンを読んで、すごい子達もいるんだなぁと思っているぐらいでした。
何かしたいんだけど、やっぱり「輝女」っていうだけあって、
自分で大丈夫か?って躊躇していて・・・。長い間そんな状態でした。
でも、このままじゃダメだと思って、メールマガジンのスタッフ募集のお知らせに返信したんです。
それで堀さんと再会して、運営に参加することになりました。

芳賀さん
ワタシたちがキラキラ輝くまで
―そうなんですか。
問題意識の高いお二人なんですね。
では、「輝女」の活動で大変だったことなどを教えてもらえませんか?
堀やはり、営業をしなければならないのは大変です。
「輝女」は企業などから援助をもらっていませんので、
自分たちで広告主を見つけないとフリーペーパーの発行ができません。
たとえば「輝女」の第四号は200万円以上の費用がかかりましたので、
それをまかなうだけの広告主を見つけるのは大変でした。
―学生で営業をするのは大変そうですね。
どういう風にされているんですか?
堀ネットで電話番号を調べてテレアポです。
女子大生をターゲットにしている企業などにアポを取って説明しにいきます。
あと、広告を載せるだけでなく、一緒に商品開発をするとか、
「輝女」の参加者からのアンケートを行うとか、いろいろと試行錯誤して協力してくれる企業を探しています。
―すごいですね。そういうノウハウはやっているうちに貯まっていったんですか?
堀いろんな人がアドバイスをくれるんですよ。
いろんなところに出かけていった時に「「輝女」って言うのをやっています」というと、
こういう風に営業したほうがいいとか、こんなところで配布したらいい、とアドバイスしてくれます。
それを実践してみて、自分たちなりに改良するのも面白いです。
それに、同じようなことをやっている人に話を聞きにいくこともありました。
いきなり会社の社長に電話をする、なんてこともしました。
―やっぱり、自分から発信している人の所に情報が集まるんですね。
堀もちろん、最初は本を読むところからはじめました(笑)
最初の頃、広告主のところに営業に行って、まったくうまく行かなかったんです。
すごく落ちこんで、その帰り道にたまたま本屋で見かけた営業の雑誌を、迷わず買って読みました。
それからは日々改良です。
―学生が本を読まなくなったと聞きますが、必要になったら読むわけですね。
学生が本を読まないのは、問題意識を感じられない環境の問題かもしれませんね。
営業?リーダー?頑張るもん!
―さて、フリーペーパーというと、配布先が重要だと思いますが、それはどのように探しているのですか?
堀最初は手配りや小さな店舗においてもらっていました。
他のサークルに協力してもらって配布を手伝ってもらったり、今は駅構内のラックにも置いています。
駅構内のラックはお金がかかるんですが、広く知ってもらうためには必要だと思って、設置しています。
基本的にはメンバーが通っている大学では自分たちで配布しますが、
そうでない大学に配布したい場合に他サークルにお願いしたり、駅のラックを利用したりしています。
―いろいろと工夫されていますね。
では、リーダーとして大変だったことはありませんか?
堀私は2代目の代表で、初代の代表はとても優秀な人でした。
なので、継いだばかりのとき、初代代表に憧れたり尊敬して入ってきた後輩達は、
なかなか私の指示には従ってくれませんでした。
そして、自分で言うのも恥ずかしいのですが・・私はかなり真面目です。
「輝女」には華やかなイメージがありますから、それに憧れて来た後輩達には最初は、
私のやり方は受け入れてもらえませんでした。
悔しかったし、どうにかしなくちゃいけないと焦ってばかりでした。
営業が辛い、というのより、先代には付いて行ってたメンバーが、
自分には付いて来てくれないという悔しさの方が、私にとってはよっぽど辛い経験でした。
―それは大変でしたね、どのように乗り切ったのですか?
堀芳賀さんや編集長を始め、2代目で「輝女」を改革すると誓い合ったメンバーが支えてくれました。
なので、自分が正しいと思うやり方を貫きました。
初代のやり方を真似したら、初代以上には永遠になれないですし、そういう人を後輩達は尊敬してくれないと思いました。
それと、先代の時代に生まれたマイナスの面も含め、一切合財請け負うという姿勢も大事だったと思います。
途中から、皆の態度が変わったのを感じました。
私も、後輩達も、正解の形は1つじゃないと学べたと思います。
―なんか良いですね。
堀芳賀さんはとても頑張り屋さんで責任感があって、とても助かっています。
やっぱり学生ってまだ責任感が乏しくて、たとえば、記事の締め切りに間に合わなくても
連絡もしてこない人もいるわけなんです。それがなんで悪いのかも分からない。
どうしても明日までに仕事を仕上げないといけないって時に、
芳賀さんが頑張ってくれたりして、窮地を乗り切ったこともありました。
「私がやるから大丈夫だよ!」と、ネットカフェに駆け込んで作業してくれたんですよ。
芳賀堀さんは本当にエネルギッシュで、年下なんだけど、とてもすごいと思います。
そのうち起業家になるんじゃないかっていうぐらいパワフルなんですよ。
堀「輝女」って、実はパワフルで体育会系のノリなんです。
こんなオンナに誰がした?!
―堀さんは本当に活動的な印象ですが、ご両親の影響などがあったんですか?
堀どうでしょう・・・。うちはごく普通のサラリーマンの家庭でしたから。
影響を受けたとしたら、まずは2歳のときに、女医の先生に憧れたのを覚えています。
バリバリのキャリアウーマンになりたいなぁと漠然と思いました。
あと、小学4年生の時の担任の先生がとても厳しい人で、その先生の影響が大きいと思います。
今だったら体罰って言われるんじゃないかと思うぐらい、
約束したことは絶対にやらせるって先生で、そこで責任感というのを叩き込まれた気がします。
でも、普段はとても優しくて面白くて、子供たちのとっても人気のある先生でした。
その先生は「ゆとり教育」の影響で、一時期担任を持たせてもらえないこともあったそうなんですが、
今はまた担任を持っているようで、嬉しく思っています。
こういう方々の影響かどうかわかりませんが、
一度きりの人生なんだから、行動を起こして楽しみたい!という気持ちが大きいです。
あと、生まれつき仕切り屋ですね。
芳賀そうだよね~。
女の子に生まれてよかった!
―なるほど。なんとなく分かってきました。
では、最後に、「輝女」をやっていて良かったことを教えてくれませんか?
芳賀やっぱり「輝女」のみんなと出会って、いろんな刺激を受けたことが大きいと思います。
これは、インカレの良さだと思いますが、いろんな大学のいろんな女の子たちと出会って、
「輝女」をはじめるまでの、大学生活での物足りなさは吹き飛びました。
本当に楽しいです。
あと、「学生でも社会に働きかけられるんだ」っていう気づきと自信は大きいと思います。
堀最初はメイクとか、自分のやりたいことのために始めたサークルですが、
たくさんの経験ができたことが一番良かったと思います。
まず、責任の重さを実感したのは大きな経験でした。
広告主を一社でも見つけた以上、フリーペーパーは発行しなければなりません。
そのためには、あと数社の広告主も見つけないといけない。
大きなプレッシャーですが、責任感を養う上では貴重な体験でした。
あと、リーダー経験も大きいと思います。
小さなサークルだとしても、組織の成り立ちや全体像を把握することができてとてもよかったです。
やっぱり経営者やトップの責任や気持ちは、その立場にならないと分からないと思うんです。
私が社会人になったら、経営者や上司の責任や気持ちを共有して、支えて行きたいと思っています。
―ありがとうございます。
最後に、「輝女」の今後の展開と、アピールをお願いします。
堀はい。
私はもう任期を終えて、次の代に変わります。
これからも女の子を輝かせる場をますます提供していきますので、
女子大生の皆さん、ぜひ気軽に講座に参加してくださいね。
フリーペーパーについては、ネットに移行しようかとも検討しています。
時代に合わせて、PRの方法も変えて行かなければならないですからね。
「輝女」は本当にすぐに入り込める雰囲気がいいですし、スタッフは、やりたいことがやれる場です。
一人ではできないことも、周りに仲間がいっぱいいるので、なんでもできます。
何か楽しいことしたいなぁ~って気持ちがあればそれでOKです。
芳賀「輝女」は”自分たちでできる”、”楽しくやりたいことができる”ということが大切ですので、
敷居も低く、フランクに参加できるようになっています。
逆に、「できないならできないと言える」雰囲気もあるので、安心してスタッフに参加してもらえます。
堀これからも「輝女(キラジョ)」をよろしくお願いします。
―堀さん、芳賀さん、長時間にわたり、インタビューをありがとうございました。
堀・芳賀ありがとうございました。